トップ > デジタルライフの歩き方 > 子供の写真を実家のご両親にたった500円で本にして送ろう
日々の生活を、便利に、快適にする『デジタル』を電子雑誌フリック!編集長の村上タクタがご紹介。
第18回は、写真を本にしてくれるサービス『TOLOT(トロット)』。たった500円で送料まで負担してくれるって本当!?
デジカメやスマホでぱしゃぱしゃと写真を撮るシーンは多いと思います。しかし、それを見返すタイミングはあるでしょうか? 何万枚もの写真がパソコンの中に埋もれている……という人も多いのでは?
たしかに、パソコンの中に入っていると、いつでも探し出すことはできます。でも、写真がお父さんのパソコンの中に入っているだけでは、家族はなかなか見ることができません。タブレットでみられるとか、テレビで見られるとか、便利な方法は増えていますが、なかなかそれで自由に写真を見る状態にはなりません。
子供が産まれてすぐや、小さいうちには写真をプリントして、実家の両親に送ったりしていましたが、その習慣もなかなか続くものではありません。
そんなときに便利なのが、TOLOTというサービスです。写真を選ぶとそれを文庫本サイズの「フォトブック」にして届けてくれます。1冊500円という価格なのに、62ページものボリュームがあります。もちろんフルカラーです。そして、送料無料、税込みです。
これまで、いろんな知人に勧めて来ましたが、その簡単さとクオリティの高さに驚きます。62ページにわたる写真はきれいに印刷されていますし、本としての仕上がりもきれいです。
TOLOTを使って作ってみたフォトブック。両親には驚くほど喜ばれた。
スマホ、タブレット、Mac、パソコンから写真を選ぶだけで作れるTOLOTのサイト。
はじめて、子供たちの写真をこのTOLOTのフォトブックにした時、自分の実家と妻の実家に送りましたが、どちらもすごく喜んでくれました。とりわけ妻の実家からは「子供たちの写真が、本になっとるやないか!」と、泣き出さんばかりの喜び様で電話がかかってきました。この世代の人にはまだまだ『本』というのは特別なもののようで、たとえ1冊とはいえ、ちゃんと製本されているということが驚かれるようです。
TOLOTは、パソコンやMacで使えるのはもちろん、iPhoneやiPad、Androidなどの端末でも使うことができるアプリです。たとえば、スマートフォンで撮影した写真を、パソコンへ移さずに直接TOLOTアプリを通じてフォトブックにすることもできます。
子供たちの写真が、いつでも見られるというのはいいことです。成長記録の小冊子があるようです。写真をご覧のように見開きで使うこともできます。(スマホ版アプリのみ)
ご覧のようなアプリの中で写真を選んでいきます。見開きで写真を使うこともできます。また、写真の代わりに文字(140文字まで)も入れられます。
62ページもあるので、厳密に考え過ぎると息切れします。載せたい写真を適当に選んでペタペタ貼って行くぐらいでいいでしょう。1ページには1枚しか写真を貼れません(もしくは見開き2ページで1枚)。写真のかわりに文字を書く事もできます。複雑なレイアウトはできませんが、そのぐらいの簡単な手順がいいと思います。気軽にやってみましょう。
フォトブックが完成したら、送り先の住所を入力します。このあたりの画面や手順は良くできていて、誰でも迷うことなく操作できると思います。たとえば、ひとつフォトブックを作って、自分の住所と、自分の実家の住所、妻の実家の住所を入力します。そうすると、それぞれに1冊ずつ届きます。わざわざ自分でそれぞれに送る必要もありませんし、送料も無料です。
たとえば、スキーなどへグループで旅行した時、帰路の途中みんなでスマートフォンを使ってフォトブックを作ってしまいます。そしてその時点で、それぞれの住所を入力して、発注してしまうのです。なにしろ62枚の写真をプリントするより安価です。
あらかじめ用意されている図案を使えば、カレンダーや住所録、オリジナルの手帳なども作れます。また、標準では文字は1ページあたり140文字までしか書けませんが、画像にすればいいわけなので、自作の小説やマンガなども画像にしてしまえば印刷できます。500円で自費出版のコミックスや小説の完成です。
カレンダーの場合は、12枚の写真から作ります。フォトブックは62ページもあるので、写真を選ぶのがかえって大変ですね。カレンダーなら12枚選べばいいだけなので、まずは年末の挨拶をかねてカレンダーから作ってみるのもおすすめです。(カレンダーも同じく1冊500円)
カレンダーでは、フォトブックよりも少し厚い紙12枚にプリントされます。折り畳むとスタンドになるプラスチック製のシートにくるまれて送られてくるので、贈り物にもしやすいと思います。