トップ > デジタルライフの歩き方 > スマートフォンをもっと安心&便利に楽しむ3つのグッズとは?
日々の生活を、便利に、快適にする『デジタル』を電子雑誌フリック!編集長の村上タクタがご紹介。
第22回は、スマートフォンに便利な小物をご紹介。
多くの人が持つようになったスマートフォン(以下スマホ)ですが、誰もが持つようになったからこそ一味違う便利なスマホライフを送りたいもの。というわけで、今回は手軽にスマホライフをワンランクアップしてくれるグッズを3つお教えしましょう。
これは、北九州にあるガジェットスクエアというお店が販売している『リッチマンワイドレンズ』(Amazon価格:2,980円)というスマホ用のワイドレンズ。
広角レンズなので、標準のカメラより広い範囲を入れてくれます。標準的なスマホのカメラも、一般的なデジカメのレンズと比べると広角寄りの設定のものが多いのですが、このレンズを取り付ければさらに広い範囲を入れることができます。
スマホ向け広角レンズはさまざまな商品があるが、ガジェットスクエアの『リッチマンワイドレンズ』は、価格と性能のバランスがいい商品。
といってもクリップで取り付けているだけなのでたいていのスマホ(作例はiPhoneで撮ったものです)に取り付けることができます。
なんといっても効果が大きいのが手を伸ばして自分を撮影する……いわゆる『自撮り』。標準のカメラではいくら手を伸ばしても自分ともうひとりを入れるのがギリギリですが、このレンズを付ければ、自分と隣の人、さらに左右に1人ずつぐらい入れることができます。二人なら背景を大きく入れて、その場の雰囲気を伝えることができるでしょう。
風景写真はワイドに広がりを持って撮れるし、iPhoneのカメラだと一部しか入らないような室内でも、広い範囲を写すことができます。
感動した風景を写真に撮ろうとして『あれ、画角に入らない』と困った経験はありませんか? 広角レンズがあれば、迫力をそのままに写すことができます。
有効な状況のひとつが、自撮り。自分ともうひとり、そして背景まで入れて状況を見せることができるのはワイドレンズならでは。(写っているのは販売元ガジェットスクエアの沖田貴さん)
パーティー会場などを撮影したい時にも、ワイドレンズなら場所の広さや雰囲気まで入れることが出来ます。
狭い飛行機の機内で、テーブルのハンバーガーとドリンクから窓の外の風景まで画角に写し込んだ構図で撮影することもできます。
スマホは機能が豊富ですがバッテリー容量が充分でないケースが多いので、バッテリー切れが気になる……という人が多いのではないでしょうか? でも、せっかくのスマホの豊富な機能をオフにして、電池を節約して使うというのももったいない。スマホを数回充電できるようなモバイルバッテリーがあれば、バッテリー残量を気にせずに思う存分スマホを使いまくれます。
容量は13,400mAhあるので2〜3日は安心できる、cheero Power Plus 3 13400mAh。価格は3,480円(Amazon価格)、重さも245gと容量にしては非常に軽い。
最近は1Aと2.4Aの充電ポートを持つバッテリーも増えている。(2.4Aに対応する端末であれば、2.4A側を使うとより高速に充電できる)
時折誤解している方がいらっしゃるのですが、モバイルバッテリーはガラケー(スマホではない従来の携帯電話)の時によく使ったコンビニ等で売っている乾電池式の緊急用バッテリーとは違います。使い捨てではなく、スマホの中に入っているバッテリーと同じように充電できて繰り返し使えます。
だいたい、5,000mAhの容量ならiPhone 5クラスのスマホで2〜3回、10,000mAhなら5〜6回、0%の状態から満充電に持って行くことができます。iPhone 6 PlusやNexus 6クラスの大画面のスマホなら、それぞれ2回弱と、3回弱というところでしょうか? どんなにスマホを多用する人でも、モバイルバッテリーを持っていれば2〜3日は電源(コンセント)がなくても大丈夫です。
最近はかわいいモバイルバッテリーが増えてきた。写真はcheeroのPower Plus DANBOARD version -Plate- 4,200mAh。
薄型のPlateタイプならポケットに入れておいてもかさばらない。1cmを切る厚さでも、4,200mAhの容量があるから安心。
重たいバッテリーがイヤな人は4〜5,000mAhのものを。多少重くても絶対に電池がない状態になりたくない人や、複数の端末を充電したい人は10,000mAhクラスのバッテリーを購入するといいでしょう。
ここでアドバイスしておきたいのは、モバイルバッテリーはネット通販で買うのがお得ということでしょう。コンビニなどではバッテリーの容量当たりの単価が高過ぎます。その点、Amazonや楽天では価格競争の結果リーズナブルになったバッテリーが購入できます。おおよそ、5,000mAhで2,000円半ばぐらい。10,000mAhで3,000円強……で買えます。
なお、バッテリーはけっこう性能に差のあるアイテム。名前の通っていないブランドのものはおすすめできません。表記してある通りの性能が発揮できなかったり、すぐにダメになってしまったりするものもあるハズ。cheero(チーロ)や、Anchor(アンカー)、その他フォーカルポイント、ハンズ・インターナショナルなど名の通ったブランドのものであれば安心です。ぜひ一度そのあたりの商品を検索してみてください。
さらに、FireなどほかのOSを使ったタブレットもありますが、ここでは話が複雑になるので省略します。あなたが設定やトラブル対応などが得意でなければ、人気のあるメジャーな機種を買った方がいいと思います。
大容量のバッテリーを充電するには充電器があった方がいい。写真はAnker 40W 5ポートタイプ。スマホやタブレット、カメラ、モバイルバッテリーなどをまとめて充電できて便利。
一部のAndroid端末はそもそも防水なので心配ありませんが、iPhoneはじめ、防水でないスマホもまだまだ多いと思います。
しかし、実際水没でのトラブルはけっこう多いもの。子供がジュースをこぼした、呑んでいてビールをこぼした、トイレに落とした……なんていうのは定番。胸ポケットに入れていて、川をのぞき込んだらポロリと落ちたとか、急な雨に降られて……なんていう場合もあります。
そんな場合に備えて、防水のケースがひとつあると安心。特にキャンプや海水浴、一日中アウトドアにいる場合は、最初からしっかり防水でるケースに入れておくと安心。いざとなれば、水中の写真を撮ることだってできてしまいます。そこまではしないにしても、壊すと数万円かかるようなスマホを、濡れた手で触るのは心配なもの。防水ケースに入れておくだけで「濡れないかな?」という心配をしなくてよくなるので、ストレスが減ります。
サンゴの水槽の中に浸けた防水ケースに入れたiPhone。水中でタッチパネルの操作はできないが、ユニークな写真が撮れそうだ(ボリュームボタンなどでシャッターは切れる)。
ジップロックタイプのケースも手軽に使えるという意味では便利です。一般的なジップロックでは数万円もするスマホを入れるにはちょっと不安ですが、軍用で使われるタイプならけっこう便利に使えます。
ibattz社のモバイルバッテリーも内蔵したiPhone5用の防水ケース「Mojo Aqua-s」は、しっかりしたパッキンがあり安心感が高い。
背面にモバイルバッテリーを装着し、それごと防水のケースに入れる。ホームボタンも動くし、スピーカー部分やホームボタン部分なども巧みに防水されている。
その他、スマホを立てるためのスタンドや、クルマのダッシュボードに固定するためのマウント、自転車のハンドルにつけるためのマウント、ジョギングの時に腕にホールドするためのケース……などなど、スマホには周辺アイテムが充実しています。「こんなのあると便利だなぁ」と思うようなアイテムはたいてい誰かが開発しているはずなので、ネットで検索してみてはいかがでしょうか?