トップ > パソコン・インターネットお悩み相談室 > 知っておきたい「キーボード」の便利な使い方
キーボードを使っていて思うのですが、英字のキーの並びが難しくて覚えられず、よく使うキー以外はつい探してしまいます。どうすれば覚えられるようになるでしょう?
英数字はいいのですが記号やそれ以外のキーになると呼び方がわからず、実は困っています。メールアドレスを口でいうとき「@」をどういえばいいのか、「!」はびっくりマークでいいのか。「*」はコメジルシでいいのか。さらに、“マーク”が描いてあるキー、「Alt」や「ESC」といった略字のキーまであって困ります。呼び方を教えてください。
「Fn」や「F1」、「PrtSrc」など英単語のキー、“アイコン”の描いてあるキーがたくさんありすぎて必要なのかそうでないのかもわかりません。「Pause/Break」キーは一度も押したことありません。なぜそういうキーがあるのでしょう?
日常的に使っているキーボードも、文字入力に必要なキー以外にたくさんあります。今回はまとめてキーボードの疑問にお答えします。なお、今回は一般的なWindowsのキーボードを使ってご紹介します。
キーボード全体を見てしまうとキーが多すぎて混乱しますから、まずは英字キーから見ていきましょう。
英字、数字、記号とわけて考えましょう。そうすればキーの数も少なく見えてきます。
実はこのキーの配列は「QWERTY配列(クウォーティーはいれつ)」と呼ばれています。左上から右にQWERTY…と並んでいるからそう呼ばれているわけですが、これは英文タイプライターのキー配列がそのまま使われています。なぜ英文タイプライターのキー配列がそうなっていたか、いくつかの説はありますが、正確なところはわからないというのが正直なところです。英文中の文字の出現頻度を参考に、左右の指ができるだけ効率よく使えるように(同じ指で連続してキーを打つことができるだけないように)配置されているという説が一番説得力があるでしょうか。
左上からQWERTYと並んでいますからQWERTY配列といわれます。
「F」と「J」のキーをよく見ると、ポッチがついていて指で触るとわかるようになっています。ここに左右の人差し指を置くと、よく使うキーにバランス良く指が届くようになります。
英字は27文字ありますが、日本語をローマ字入力するときに使うキーはアイウエオの母音が5個、子音がカサタナハマヤラワに濁音と半濁音を加えた14個。足して19個のキーの位置を意識して覚えればいいと思えばかなり気が楽でしょう。
英字と数字以外に記号を入力するためのキーがたくさん用意されています。それぞれに名前はありますが、基本的に相手に伝わればいいので、俗称で構いません。たとえば「!」は「エクスクラメーションマーク」ですが、俗称の「びっくりマーク」と呼んでも通じますから問題ないでしょう。
読み方に困る人が多いのが「@」や「*」です。
「@」は「アットマーク」といい、もともとは単価を表す記号。インターネットの世界ではメールアドレスなどで使われます。「*」は「アスタリスク」。かけ算記号などに使われます。ちなみに割り算は「/(スラッシュ)」。分数を表すと思えば間違いありません。「_」は「アンダーバー」。スペースの代わりに使われることがあります。メールアドレスなどに使っている人もいます(たとえば、"ogikubokei"を"ogikubo_kei"と書くような感じで)。
さらに周辺部にある特殊なキーは日常では使わない言葉が出てきますから、最初はわかりませんよね。主なものに絞って紹介します。
多少でもパソコンを使っている人なら知っている「SHIFT(シフト)キー」、「SPACE(スペース)キー」、「Enter(エンター、リターン)キー」、「矢印(カーソル移動)キー」は省略させていただきました。
実は、ほとんどのケースでこれらの特殊キーがなくてもパソコンは使えます。まだマウスがなかった時代、さらに昔、まだパソコンではなかった時代、少しでも効率よくコンピューターを操作するために様々な特殊キーが用意されました。今はマウスやタッチパッドも使えますから、昔に比べると必然性は減ってきています。ただ、キーの名前は覚えておいて損はないでしょう。
パソコンにはたくさんの機能がありますが、文字入力以外のほとんどの作業はマウスやタッチパッドを使って行えます。画面上に表示されているものをマウスやタッチパッドで指し示すわけですからわかりやすいのですが、マウスを動かしてクリックする手間というのが発生します。これがばかにならないのですね。
毎回行う作業なら特にもっと効率よく行いたいものです。そのために「ショートカットキー」(目的の機能に素早く達するためのキー操作)が用意されています。それは、CtrlやAltキー、Windowsキーと他のキーを併用するのが一般的。
メニュー関連の操作をキーボードで行うときは「Altキー」を使います。
「Altキー」を押して離すとメニュー項目にアルファベットの文字があらわれます。このときこのキーを押すとメニューの中にアクセスできます。「Altキー」を使えばキーボードだけでメニュー操作ができるのです。
Windowsのアプリによっては、メニュー項目名の後ろに「英文字」が書いてあるものもあります。これが「ショートカットの目印」。「表示(V)」と合ったら「Alt+V」(Altキーを押しながらVも一緒に押すことを指します)を押すと「表示メニュー」が開くのです。あとは矢印キーでメニューを選べばOK。項目名の後に「(M)」のように英字があったら、さらに「Alt+M」を押せばその項目がすぐ実行されます。
「Ctrlキー」は特定の作業を一発で行う便利なショートカットです。「Ctrl+英字」の組み合わせは無数……は大げさですが、27文字分はあるし、アプリによって違うのはあるしで覚えるのは大変。というか、覚える必要はありません。
お勧めは、ほとんどのアプリでも共通で使える基本ショートカットです。
なぜこの4つを先に紹介したかというと覚えやすい上に頻繁に使うからですね。
キーボードの左下あたりを見て下さい。「Z」「X」「C」「V」キーが並んでいます。だからすぐに覚えられます。
パソコン界発祥の俗語として「コピペ」という言葉があります。みなさん聞いたことがあると思いますが、これは「コピー&ペースト」の略。コピーしてペーストすることです。
とある情報をコピーして別の場所に複製をペーストする。デジタルならではの技で、文書を書くときもこれをうまく使えば同じ内容を何度も書かなくてすみます。
コピペは「Ctrl+Cでクリップボードにコピーし、Ctrl+Vで必要な場所にペーストすること」と覚えましょう。
それ以外に覚えておいた方がいいショートカットは4つ。
最後はWindows 8のショートカット。
Windows 8はタッチパネルで使いやすく、さらに画面を広く使うデザインになっています。そのため、マウスだと使いづらい機能もしばしば。たとえば、画面の右端に「チャームバー」と呼ばれる機能がつきました。マウスだと画面右上などにマウスカーソルを持っていかなければならないのですが、ショートカットを使えば簡単に開けます。
Windows+Cで右にチャームバーが出ます。ここから検索やスタート、設定などをさっと変えられますし、左下に大きく時計が出るので時間をさっと確認したいときも。
覚えておくと何気なく便利なのは、拡大鏡モード。Windows+「+(プラス)」キーで画面がずんずん拡大され、逆にWindows+「-(マイナス)」キーで縮小されます。映像を大きく見たいときや文字が小さくて見づらいとき、使ってみるといいでしょう。
パソコンはキーボードとマウスのコンビネーションで使います。キーボードばかりでは覚えることが多くて難しくなりますし、マウスばかりでは効率があがりません。
よく使うショートカットキーだけでも覚えると作業がぐっと楽になるので少しずつやってみましょう。